世の中にはいろんな仕事をしている人がいる。
水中花のランチバイトをしている時、聞こえてくる会話とか電車の中でもね。
「あー、この人たち、添乗員さんなんだ。」とか…
自分たちの職場のことあれやこれやと話は白熱する。
私たち舞台人の会話もはたで聞いてりゃ相当おもしろいだろうがね。
「ジューゴ」の時、電車とかでしていた会話。
おもむろに電車に乗り込み
A「ん〜、脳神経をシゲキして夢の世界に飛んじゃう特殊ゴーグルはさ、たっちゃんのだけ違ったわけジャン!」
B「うんうん」
C「あの時はさ、ギターで外部と通信すればよかったんだよね〜」
D「あ〜そうだね〜」
ま、どっからどうきいても、明らかにちょっと頭がおかしい会話である・・・。
でも私たちは舞台の仕事をする人たち!そう思えばな〜にも可笑しいことはないわけだ。
私たち舞台の仕事にも専門用語というものがあるように、どこの世界でもある。
お店の近くには最高裁判所がある。
そこにお勤めする方々の役職は、裁判官、判事、参次官、事務次官などなど。
名前の下にこれらの役職をつけて呼び合う。
「○○判事!」「○○参事官!」基本はそうだ。だが、学校の「先生」と同じで、だいたい上の名前が取れて、「判事!!」「参事官!!」と呼ぶのだ。
以前、宴会の手伝いをした時、あまりに幹事さんが
「サンジカン!サンジカン!」と叫ぶので、宴会のコースが
「三時間」だと勘違いしているのかと思い、必至に
「二時間です!!!」と言いまくって事があった(笑)。
弟が口を開けて「おまえ、ばかじゃないの・・・」と静かに呆れていた。
だってだってだって〜!!
間違えるよ、普通〜、ね?
落語家さんの集まりの時も、師匠が何かあったら、“うさぎちゃん”にお願いと言うので、若い女性の前に行ったら、中年の男性が出てきて「はい!私がうさぎです!」といって驚いたり、あ〜そうか、芸名ですわよね?
しかも、このうさぎさん落語家さんでは有名なお方らしく、とんだ失礼をば。
昨日電車に乗ろうとホームを歩いていると、私の傍らで携帯で電話している女性が淡々と「だからね、あの干からびている死体に水を掛けて!うんうん、そうそう」
・・・一体彼女はどんな職業なんだ!
そして、その傍らを「コンビーフ!!!!」と携帯で叫びながら走り去っていく男性。
う〜ん、そ〜ね、コンビーフ・・・だったんだろうね、おそらく・・・
このように、世の中にはいろんな職業の人がいる。
そして、ときたま、同業者にも遭遇する[:ふぅ〜ん:]。
そんな時は、なるべく気配を消します
。
一番びびったのは、嵐の大野君のお芝居の稽古場に行った帰りかなんかにそのことをべちゃくちゃしゃべろうと入った飲み屋でカウンターに座ったら一通り頼んだ後、隣の親子がめっちゃ嵐ファンだと言うことに気付き、食事中何も話が出来なかったことかな。