息子を遊ばせている公園で出会った小三男子のお話。
小学三年の男子…
といったらば、
そりゃまあ、
おそろしいほどのスピードで自転車を乗りつけ、近くに誰が居ようがおかまいなしでサッカーボールを蹴り飛ばす…
一般的には、そんな感じなんだけど、このお子様は違った。
割と活発に落ちていた枝で遊んでいた彼にウチの坊が釘づけになっていた。
そう、一歳児は枝が大好きなのだ!(ホントよ。)
その視線を感じたのか、彼は、ウチの坊のところに寄って来て
「コレ、欲しいの?ハイ。」
ソフトに話し掛け、枝をくれた。そして彼はまた一人で遊んでいた。
しばらくしたら、ウチの坊はもらった枝を水飲み場の排水溝に落として遊び始めた。
私「あー、ダメ!つまっちゃうでしょ!」
自転車にまたがりどこからともなく現れた彼。
彼「あ、大丈夫ですよ!そこは水溜めなんで。乾燥したら、その水はなくなりますが、つまることはありませんから」
私「あ…はは。そーなんだ、ありがとう。」
彼「あ、お子さんはおいくつですか?」
私「…あ、一歳だよ。」
彼「そーですか、うちの妹は三歳なんで、近いですね!」
あまりに完璧な丁寧語に少々圧倒される私
「…妹いるんだ、三歳かあー、可愛い?」
彼「はい、すっごく可愛いんですけど、悪戯が凄いんですよ。
この間なんかDVDを三枚も一緒に入れて機械壊しちゃって、
新しいの買ったんですけど、
今度はケチャップ入れちゃって…あははは〜 」
どう考えても小三男子の喋り方ではない(笑)
私「あらあら、大変だねー(完全に圧倒されている…)
あ、君カッコイイ自転車乗ってるねー!」
彼「あ、でもコレ二年も乗ってるんですよ!
あ、いい自転車屋教えましょうか??
コレは、トイザらスで買ったんですけど、
商店街の自転車屋あるじゃないですか?
そこはタダで空気入れてくれますよ!
パンクみたいになっちゃった時もすぐなおしてくれましたし
あ、もちろん、タダで!
!!」
タダっていう時の嬉しそーな顔は、もはや…
そう!おばちゃんだ!そして、これまたよく喋る!
小三男子おばちゃんに完全に圧倒されつづけた
リアルおばちゃんのわたくし。
まあ、しかし丁寧なお子さんだにゃー。
親がちゃんと丁寧に話してないとこうはならないだろーね。
と感心したわたくしでした。